熊本市がGDS-Indexの「Most Improved Destination Award」を受賞しました
2024年10月16日、持続可能なまちづくりのコンサルティングを行う組織 GDS-Movement(スペイン・バルセロナ)が、「The GDS-Forum」をベルギーで開催し、熊本市が熊本国際観光コンベンション協会との連名で「Most Improved Destination Award」を受賞しました。この賞は、GDS-Indexに加盟する世界100以上の都市の中で、前年から最も大きく改善した都市に贈られるもので、熊本市は加盟2年目にしてこの栄誉を手にしました。

(左から:GDS Movement 代表 Guy Bigwood 氏、熊本市 経済観光局 観光交流部 誘致戦略課 副課長 下村 哲生 氏、City DNA代表 Barbara Jamison-Woods 氏)
GDS-Movementは、観光・イベントの視点から都市のサステナビリティ度を可視化する世界唯一の指標「GDS-Index」を運用しています。
株式会社コングレは、2022年6月にGDS-Movementと日本における独占的な戦略的パートナーシップを提携して以降、サステナビリティ評価指標であるGDS-Indexの日本のMICE推進都市への普及促進とコンサルティングを行う国内唯一の窓口として活動を進めてまいりました。
熊本市の取り組み
熊本市は、2016年の熊本地震からの復興とともに、豊かな水資源を含めた地域資源の保護と経済発展を両立させることに焦点を当て、持続可能な都市政策を推進してきました。2023年、観光庁の「サステナビリティ評価制度実証」事業に選定されたGDS-Indexに参画し、国際的な評価指標に基づいてMICE推進都市としての持続可能性を追求することを決め、今日まで様々な取り組みを行っています。
熊本市の大西一史市長は、10月25日の定例記者発表で、受賞について下記のように述べられています。
「これは、従来から実施しております環境保全の取組に加えまして、新たにMICE誘致戦略に持続可能な取組を盛り込み、地元の関係事業者への研修を実施したことなどが評価されたものでありまして、このような賞を受賞したことは大変名誉なことであると光栄に思っております。
この受賞をきっかけとして、本市の水資源をはじめとする環境保全の持続可能な取組を世界に発信するなど、国内外へのプロモーション活動を強化し、国際会議等の誘致や国内外からの観光客の誘客を図ってまいりたいと考えております」(熊本市Webサイトから引用)
コングレは、今後もGDS-Indexの特徴や加盟都市の先進事例を日本各地の皆さまにご紹介してまいります。そして、日本のMICE推進都市がGDS-Indexをはじめとする国際基準に基づき、持続可能な都市として発展できるよう支援してまいります。
熊本市と熊本国際観光コンベンション協会の皆さま、受賞おめでとうございます。