「三極委員会 2026年東京総会(The 2026 Tokyo Plenary Meeting of the Trilateral Commission)」が開催されました

〜「Era of Global Stewardship(グローバル・スチュワードシップの時代)」をテーマに、世界のトップリーダーが集う国際会議を企画運営〜

2026年5月14日~5月16日、「三極委員会 2026年東京総会(The 2026 Tokyo Plenary Meeting of the Trilateral Commission)」がThe Okura Tokyo(オークラ東京)にて開催され、株式会社コングレは同会議の企画運営を担当しました。
本総会では、「Era of Global Stewardship(グローバル・スチュワードシップの時代)」をテーマに、北米、欧州、アジア太平洋から約300名の政界、経済界、学術界のリーダーたちが集い、熱気あふれる議論が交わされました。

三地域(北米・欧州・アジア太平洋)の議長による開会の辞

三極委員会とは

三極委員会(The Trilateral Commission)は、1973年に設立された国際的な民間非営利の政策協議グループです。

北米・欧州・アジア太平洋の三地域のオピニオンリーダーが参加し、地政学、国際経済、金融、安全保障、先端技術、エネルギー、気候変動など、世界的課題を幅広く取り上げています。
分野や国境を越えた信頼関係とネットワークを基盤として、三地域合同の年次総会や地域会合を開催し、国際環境の変化や各地域の動向について継続的に意見交換を重ね、相互理解の深化を図っています。

テーマ: Era of Global Stewardship(グローバル・スチュワードシップの時代)

14年ぶりの東京開催となった本総会では、「Era of Global Stewardship」がテーマに掲げられました。
AIがかつてない速さで世界を変革し、地政学的緊張が高まる中、この責任をいかに果たすべきかを主軸として、世界のキーパーソンたちによる自由闊達で白熱した意見交換が行われました。

祝辞:高市総理からのビデオメッセージ

本総会開会にあたり、高市内閣総理大臣からビデオメッセージが寄せられました。
高市総理は、今回の東京での三極委員会の開催に祝意を表すとともに、激動の国際社会において世界のリーダーが集い対話する本会議の開催意義に触れ、多様な視点からの活発な議論が持続的で安定的な国際秩序をもたらすことへの期待を述べられました。

高市総理によるビデオメッセージ

ハイライト:AIと安全保障の激論、技術への期待、被爆地からのメッセージ

3日間の会議では、「急速な技術革新の時代において、人類はいかにして『力』を統治していくべきか」という中心的な問いの下、AIと安全保障が主要なアジェンダとなりました。
オープニングスピーチでの問題提起を皮切りに、各国のリーダーが意見を交わし、「AIは常に人間の意思、判断、責任の下に置かれなければならない」という原則の重要性が確認されました。
さらに、「AIサプライチェーンの地経学」と題したセッションをはじめとする議論の中では、各種半導体やその主要製造装置といった日本の精密技術にも注目が集まりました。

また3日目には、2024年にノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協) の田中熙巳氏が特別講演を行いました。被爆地からの「核兵器は二度と使用されてはならない」という力強いメッセージとともに、「核兵器について世界は破局の後に規範と仕組みを築いたが、AIについては破局の前にそれらを築かなければならない」と強く訴えかけられました。

Daily sessions: Speakers on stage
Daily sessions: Global leaders
日本被団協 田中熙巳氏による特別講演

当社は、サステナビリティの重要課題(マテリアリティ)として、「MICEの場の創造を通じた社会課題解決の支援」を掲げています。

今回、人類共通の未来を形作るための歴史的な議論の場において、世界のトップリーダーが安全かつ自由闊達に対話できる環境づくりをサポートできたことは、当社にとって非常に意義深い経験となりました。
今後もMICEという「場」の創造を通じて、国際社会の課題解決とより良い未来への歩みに貢献してまいります。

当社 運営担当者の声

今回の東京総会に向けた準備は、本年1月末に開始し、主催者の皆さまと緊密に連携しながら約4か月半という限られた期間で進めることになりました。
私自身、この規模での会場のディレクションを担うのは今回が初めてであり、大きなプレッシャーとともに強い意気込みを持って臨みました。準備段階から当日直前までプログラムの変更が重なり、苦心する場面もございましたが、状況に合わせて柔軟に対応できるよう努めました。

不確実性が高まる昨今、世界のトップリーダーが集い直接対話するグローバルな議論の場は、これまで以上に重要な意味を持つと考えます。 私どもコングレとして、今回の総会を成功裏に開催するお手伝いができたこと、私自身としても大変うれしく、誇りに思っております。この貴重な経験を糧に、今後のあらゆる国際会議の企画運営業務にも邁進してまいります。

主催者からのメッセージ

田島 妃文 氏
三極委員会アジア太平洋委員会
副ディレクター
日本委員会事務局長

今回の東京総会には、世界各地域から多くの委員やゲストが参加し、国際情勢、経済、AI・テクノロジーをはじめとする幅広いテーマについて、活発な議論が行われました。限られた日程の中で、多数のセッションや関連行事を円滑に進めるためには、参加者へのきめ細かな対応と、状況に応じた柔軟かつ迅速な運営が不可欠でした。
コングレの皆様には、事前の準備段階から当日の運営に至るまで、私どものさまざまな要望に丁寧に対応いただきました。特に、海外からの参加者を含む多くの関係者が安心して会議に参加できるよう、細部にわたってご配慮いただいたことは、総会を成功裏に終えるうえで大きな支えとなりました。
国際会議の運営には、表からは見えにくい数多くの調整と臨機応変な対応が求められます。今回の東京総会を無事に開催することができたのも、コングレの皆様の豊富な経験と専門性、そして最後まで真摯に伴走してくださったご尽力のおかげです。改めて心より感謝申し上げます。