「第99回日本整形外科学会学術総会」が開催されました
日本整形外科学会 創立100周年、次の100年へつなぐ学術総会
2026年5月21日(木)~5月24日(日)の4日間、「第99回日本整形外科学会学術総会」が神戸コンベンションセンター(神戸ポートピアホテル/神戸国際会議場/神戸国際展示場)で開催され、株式会社コングレは企画運営を担当しました。
公益社団法人日本整形外科学会は、1926年に創立した歴史ある学会です。第1回学術総会は同年に東京大学で開催され、当時の会員は118名でした。以来100年にわたり発展を続け、現在の会員数は2万名を超えています。2026年は日本整形外科学会創立100周年という記念すべき年で、本学術総会には15,000人以上が登録し、会場には7,300人以上が来場しました。海外からも多くの招待者を迎え、国際色豊かなプログラムや創立100周年を記念した特別企画を多数実施しました。先人が築いた歴史を振り返るとともに、次の100年へとつなぐ場となり、盛会のうちに幕を閉じました。


(東京大学大学院医学系研究科外科学専攻 感覚運動機能医学講座整形外科学 教授)
本学術総会のテーマ
「百年をつなぐ A Bridge Between Past, Present, and Future」
田中栄総会長(東京大学大学院医学系研究科外科学専攻 感覚運動機能医学講座整形外科学 教授)は、テーマについてこのように述べられています。
"本学術総会のテーマは「百年をつなぐ A Bridge Between Past, Present, and Future」といたしました。 2026年は、公益社団法人日本整形外科学会が創立されて百年目の節目となる年です。人生100年時代を迎え、急速に進行する超高齢社会の中で、整形外科が果たすべき役割はますます重要性を増しています。 先人たちが築き上げてきた歴史と輝かしい成果を振り返り、次なる100年へ確かなバトンをつなぐべくプログラムを企画しております。"
書家・金澤翔子氏とのコラボレーション
本学術総会のテーマ「百年をつなぐ」の揮毫は、書家・金澤翔子氏が手がけました。やさしさと力強さをあわせ持ち、これまでの100年とこれからの歩みを表した書です。会期中は会場に実物を展示し、参加者のみなさまに間近でご鑑賞いただきました。

書家・金澤 翔子氏
5歳から書家である母に師事して書を始め、伊勢神宮や東大寺をはじめとする日本を代表する神社仏閣での奉納揮毫や個展を開催し、ローマ教皇の来日に伴いバチカン市国へ大作「祈」を寄贈。東日本大震災後に発表された代表作「共に生きる」を合言葉に、被災地への応援や障害者支援など、共生社会の実現に向けた活動にも継続的に取り組み、2013年には紺綬褒章を受章。
日整会100年プロジェクトと関連企画
2022年から始動した「日整会100年プロジェクト」では、学会創立100周年の節目に際し、次の100年に向けた様々な"アクション"が企画・実施されています。本学術総会では、歴史の継承と未来への発展を同時に体感いただくとともに、参加者同士の交流がより活発になるよう、会場の場を活かした展示や記念企画が行われました。
「日本整形外科学会100年のあゆみパネル展示」


全国の大学整形外科の業績を一堂に集めた「日整会100周年特別企画ポスター展示」


本学術総会の主催校である「東京大学整形外科120周年記念展示」


参加者全員に配布された「記念ピンバッジ」と「特別版・地球の歩き方」


特別講演・座談会 ―スポーツ・科学技術分野の第一線を迎えて
整形外科は運動器を扱う専門分野であり、スポーツとの関わりも深いことから、本学術総会ではスポーツや科学技術の第一線で活躍する方々をお招きしたセッションを実施しました。特別講演では、2001年にノーベル化学賞を受賞した野依良治氏に、科学技術と国家の未来についてご講演いただきました。また、元陸上選手の為末大氏には「熟達論」と題し、熟達とは単なる能力の向上ではなく、主体と環境との関係を洗練させていくことであると、競技経験を交えて語っていただきました。座談会では「女性アスリートにおける課題」を取り上げ、八木沼純子氏らがその実情や解決に向けて語り合いました。スポーツと医学が交差する整形外科ならではの内容に、多くの参加者が熱心に耳を傾けていました。

(国立研究開発法人科学技術振興機構研究開発戦略名誉センター長)

(東京大学先端科学技術研究センター教授)

(早稲田大学スケート部フィギュア部門の監督)
参加者へのおもてなし企画
全員懇親会
会期初日の全プログラム終了後、参加者が一堂に会する「全員懇親会」が開催されました。当初は屋外での開催を予定していましたが、当日は荒天となったため、会場は屋内へ。開催地にちなんだ灘の酒樽での鏡開きで幕を開け、アトラクションとしてイリュージョンも上演され、参加者は兵庫・神戸ならではの料理や飲み物を楽しみながら親睦を深めました。


海外招待者ディナー
会期3日目の夜には、海外からの招待者を迎えた「海外招待者ディナー」が、神戸の酒蔵・神戸酒心館のホール会場で行われました。神戸酒心館はノーベル賞授賞式後の晩餐会でも供される日本酒の蔵元としても知られ、酒造りの伝統が息づく趣ある空間の中、主催校の関係者と海外招待者が和やかに歓談し、国際的な親睦を深めました。


おもてなしコーナー


スタンプラリー


フォトスポット・コングレスバッグ


担当者のコメント
「百年をつなぐ A Bridge Between Past, Present, and Future」のテーマのもと、学会が創立されて百年の節目となる学術総会を担当させていただき、誠にありがとうございました。田中会長とともに準備をスタートしたのは2024年1月です。それから約2年半、主催校である東京大学整形外科の各担当の先生方の想いを形にするため、打合せや議論を定期的に進めてまいりました。また、節目の年ということで、日本整形外科学会の100年プロジェクトの先生方や日本整形外科学会事務局様とも連携・協働して、様々な企画を実施することができました。本学術総会ではSDGsの取り組みとして、ランチョン弁当の廃棄をなくすため、お弁当中央管理方式を近年実施しております。廃棄数は年々減少し、3年目の今年は遂に「廃棄0」を達成することが出来ました!この経験を、他領域の学術集会でも進めていきたいと思います。
末筆になりますが、このように歴史があり、国内最大規模の学術集会である「日本整形外科学会学術総会」を、先生方・関係者の皆さまと共につくり上げられたことは、我々運営事務局のメンバーにとって非常に貴重な経験となりました。ご協力を頂いた皆さまへ、心より感謝申しあげます。
田中 栄 会長のコメント
第99回日本整形外科学会学術総会を、2026年5月21日(木)から5月24日(日)までの4日間、兵庫県神戸市(神戸コンベンションセンター等)にて開催いたしました。本学術総会では「百年をつなぐ - A Bridge Between Past, Present, and Future-」をメインテーマに掲げ、整形外科領域における過去百年の進歩を振り返るとともに、次なる百年の発展を展望する場を目指してまいりました。2,678題(日本語2,521題,英語157題)の演題応募を頂き、査読の結果、1,763題(口演661題、紙ポスター360題+デジタルポスター742題)が採用となりました。また指定演題も、各種講演やシンポジウムなど計180セッション、企業共催59セミナーを開催し、展示も117社に出展を頂き、盛会のうちに終了いたしました。
約3年にわたって準備期間から会期中の運営に至るまで、株式会社コングレの皆さまには、私どもの構想や大会コンセプトを深くご理解いただき、実現に向けて真摯にご対応いただきました。おかげさまで、主催校として目指していた理想的な学術総会を作り上げることができ、心より感謝申し上げます。とりわけ、定期的に実施した東京大学およびWebでの打ち合わせにおいて、終始ご尽力いただきました名倉さん、山下さん、木場さん、八木さん、秋山さん、舩山さんには、こちらの期待を超える素晴らしいご支援をいただきましたことに、重ねて深く御礼申し上げます。
結びに、第99回日本整形外科学会学術総会の開催に際し、多大なるご指導とご協力を賜りましたコングレの皆さまに深く感謝申し上げますとともに、貴社の今後のますますのご発展と皆さまのご健勝を心よりお祈り申し上げます。