「日本ペインクリニック学会 第59回学術集会」が開催されました
「TAKANAWA GATEWAY Convention Center」で初めての学術集会
2025年7月10日~12日、「日本ペインクリニック学会 第59回学術集会」が、同年3月に開業したばかりの「TAKANAWA GATEWAY Convention Center」で開催され、株式会社コングレは企画運営を担当しました。同施設で学会主催の学術集会が開催されたのは今回が初めてです。会場には約1,850人の参加者が集い、新しい会場での議論、電車や夜景の見えるフロアでの懇親会などが行われ、盛況のうちに終了しました。
安部 洋一郎会長(NTT東日本 関東病院 ペインクリニック科 部長)

地下2階 LINKPILLAR Hall C
本学術集会のテーマ「未来に繋ぐ知識、知恵、技術」
一般社団法人日本ペインクリニック学会は、従来軽視されがちであった「痛み」の診断と治療を専門とする医学の進歩・発展と、その知識や技術の普及を目的とした学会です。1962年、東京大学医学部附属病院にペインクリニック科が新設されたことを契機に全国の関心ある医師が集まり、1969年に前身となる「第1回ペインクリニック研究会」が開催されました。会員の増加に伴い、1985年に「日本ペインクリニック学会」として発展し、2025年5月31日現在の会員数は4,678名です。
第59回となる本学術集会のメインテーマは、「未来に繋ぐ知識、知恵、技術」です。
安部 洋一郎会長(NTT東日本 関東病院 ペインクリニック科 部長)は、テーマについて、「今までの知識、知恵、技術の総点検を行い、次の世代に繋ぎたいという意図を込めました」と述べられています。
都心最大級のMICE施設の特性を活かした企画運営
本学術集会では、開会式や会長講演をはじめ、招待講演、教育講演、シンポジウム、パネルディスカッション、企業展示、懇親会など、様々なプログラムが行われました。
会場となった「TAKANAWA GATEWAY Convention Center」は、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)が推進する都市開発事業「TAKANAWA GATEWAY CITY」の駅直結ツインタワー「THE LINKPILLAR 1 SOUTH」の地下2階、地下1階、6階に位置する都心最大級のMICE施設です。株式会社コングレは、株式会社JR東日本ビルディングから運営業務を受託し、予約とオペレーションを担当しています。
今回、同施設で初めて学会主催の学術集会が開催されるにあたり、当社はPCO(Professional Congress Organizer)と施設運営事業者としての両方のノウハウを活かし、参加者が学会発表・講演に集中できる環境を整え、講演会場・展示会場の回遊性を高め、そして交流が促進されるよう様々な工夫を施しました。
講演
各講演は第1~第6会場、そしてハンズオンセミナー会場に分かれて行われました。海外演者による講演では、本学術集会で初めてAI翻訳機能を導入し、会場内のスクリーンに字幕を表示。また、参加者自身のスマートフォンでも翻訳結果を確認できる仕組みを取り入れました。
なお、一部の講演は会場で収録が行われ、後日オンデマンドで配信されました。

地下2階 LINKPILLAR Hall B

6階 Conference Hall B1+B2

6階 Conference Hall A1

6階 Conference Hall A2

地下2階 Room 5

6階 Room 604
企業展示・ポスター発表など
地下2階「 LINKPILLAR Hall A」
多種多様な医療機器などを展示する「企業展示」や演者が掲示されたポスターを使用して説明を行う「ポスター発表」の会場は、地下2階「 LINKPILLAR Hall A」です。ここは天井が高いため、展示に向いているという特性を活かしています。
会場中央には、参加者が仕事やコミュニケーションに利用できるスペースを設置し、有意義な時間を過ごしていただきました。

地下2階 LINKPILLAR Hall A

地下2階ホワイエ
吹き抜けのある地下2階のホワイエには、その開放感と広さを活かして、「書籍展示」や、横幅約 7.2 メートルの「ペインクリニックの言い伝え」大型パネルを設置しました。このパネルには、事前に参加者から募集したペインクリニック分野で未来に語り継ぎたい"言い伝え"が掲示されており、展示会場へ向かう途中に足を止めて読んだり、写真を撮ったりする参加者の姿が多く見られました。


電車や夜景を眺望できる懇親会
2日目の夜、6階の Conference Hall C で懇親会が行われ、日本医科大学音楽部の学生ビッグバンド「Midnight Sounds Jazz Orchestra」による生演奏をBGMに、参加者同士が旧交を温めました。また、品川拍子保存笛睦会による大拍子と呼ばれる締め太鼓と、俗称トンビといわれる篠笛、そして獅子舞などのパフォーマンスで会場は大盛り上がりでした。




また、Conference Hall C 前のホワイエからは、眼下を走るJR山手線、JR京浜東北線、新幹線やレインボーブリッジなどの景色を眺望できます。日が沈むとライトアップされた綺麗な夜景になり、参加者同士の楽しみの一つとなったようです。




緑あふれるロビーと街全体での開催演出
6階のカンファレンスロビーは緑が多く、大きな窓から自然光が差し込みます。ここはふらりと訪れても居心地がよい場所で、参加者がプログラムの合間の仕事や休憩に利用する姿が見受けられました。
JR「高輪ゲートウェイ駅」構内を含む、TAKANAWA GATEWAY CITY内のデジタルサイネージには、本学術集会の案内が掲示され、街全体でMICEの開催を感じることができました。


「TAKANAWA GATEWAY Link Scholars' Hub」のツアー
2日目には、JR東日本が、TAKANAWA GATEWAY CITY内に開設する「TAKANAWA GATEWAY Link Scholarsʼ Hub(LiSH)」のツアーを学会参加者向けに行いました。
同施設は、東京大学、シンガポール国立大学などをパートナーにむかえ、国内外のスタートアップ100社以上と、アカデミア・アクセラレーター・ベンチャーキャピタルをかけ合わせ、100年先の心豊かなくらしにつながる知を生み出し・育てるためのビジネス創造施設です。
(出典:TAKANAWA GATEWAY CITY 公式Webサイト)
ツアーでは、「THE LINKPILLAR 1 NORTH」の6階・7階に設置される、セミナーやプレゼンテーション、ワークショップに対応する「Studio 1」、そして基礎研究に必要な実験機器を備える「Lab」が紹介されました。


担当者のコメント
本学術集会の準備段階から、安部大会長の当社への信頼に応えられるよう、精一杯取り組みました。会場内に設置した「ペインクリニックの言い伝え」パネルは、「未来に繋ぐ知識・知恵・技術」という本学術集会のテーマを体現した企画であり、当日多くの方に読まれ、写真を撮っていただいている光景を見て、準備の甲斐があったと大変うれしく思いました。
「TAKANAWA GATEWAY Convention Center」は、当社が運営する学術集会で初めて利用する会場であったため、事前準備から会場担当者と打ち合わせを重ね、設営時には運営スタッフと会場を回って建物の造りを周知するなど、運営上の混乱が起こらないよう取り組みました。
今回の準備・運営にあたってお世話になりました関係各位の皆さまに、改めて御礼申しあげます。
日本ペインクリニック学会 第59回学術集会
安部 洋一郎会長のコメント
今回の学会は私にとって初めての参加予定人数2,000人規模の学術集会であり、しかも一般病院に身を置く者にとって未知の仕事であった。3年間の準備期間であったが、最後まで適切な間隔で運営会議を開いてくれて、開催終了まで不安を軽減してくれたと思う。感謝してもしきれない思いである。
本嶋さん、高橋さん、平田さんの3人で担当していただき、情報共有が素晴らしかった。お願いしたことは適切に処理され、抜け落ちている点は指摘していただいた。「TAKANAWA GATEWAY Convention Center」の開催柿落としという状況でスムーズな運営ができたのは、プロフェッショナルのなせる技であろう。
今後の学会運営は現地開催、オンデマンド配信、遠隔地とのシンポジウムのライブ配信やAI翻訳などが通常となり、トラブルも従来より複雑になることが予想される。コングレさんはこのような状況に、いち早く対応していただけると実感した。お任せして大正解であった。
改めて関係者の皆さまに厚く御礼、感謝致します。