「Mobility Innovation Week Japan 2023」が開催されました
2023年11月14日~17日、東京地区で、「Mobility Innovation Week Japan 2023」(主催:一般社団法人モビリティ・イノベーション・アライアンス、特定非営利活動法人ITS Japan、東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構)が開催され、株式会社コングレ(東京都中央区、代表取締役社長:武内 紀子)は会議運営を担当しました。
本イベントは、自動運転を含めた移動の革新をテーマとした国際ワークショップ「Mobility Innovation Workshop」に加え、同じ週に国際会議、技術ツアーを関係者との連携により集約して開催したイベントです。
国際ワークショップ「Mobility Innovation Workshop」は、内閣府・戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期自動運転(システムとサービスの拡張)の下で行われてきた「SIP-adus Workshop」の取り組みを踏まえ開催されるもので、株式会社コングレは、SIP-adus Workshopの頃から、運営を担当しています。
14日(火)は、東京大学浅野キャンパス武田ホールを会場として、プレナリーセッションが開催されました。モビリティ・イノベーション・アライアンス代表理事の天野 肇氏による開会のご挨拶で幕が開き、続いて、欧州委員会(DG-RTD)のAndrea De Candido氏、そしてTexas A&M Transportation InstituteのGregory D. Winfree氏による基調講演のほか、セッション、パネルディスカッション等が実施されました。
15日(水)は、"Cooperative Level 4 Automated Mobility Service"と"Safety Assurance"の二つのテーマについて、それぞれ千葉県柏市と茨城県つくば市を会場に専門家によるワークショップが行われました。千葉県柏市では、市内の自動運転バス実証実験で実際に利用されている自動運転バスへの試乗や、東京大学柏キャンパス内に広がるITS R&R実験フィールドでのデモンストレーションも行われました。
16日(木)は、茨城県境町と茨城県つくば市の日本自動車研究所にて技術ツアーが実施されました。茨城県境町では、実際に町民の足として毎日走行している自動運転バスへの試乗、遠隔監視システムの見学等が実施され、盛況のうちに日程を終えました。
14日のプレナリーセッションには、海外11の国と地域から59名の専門家が来日し、総勢148名が参加しました。専門家ネットワークの醸成のみならず、我が国における自動運転をはじめとする新たなモビリティの実装に向けた取り組み状況を海外に発信し、課題を共有することができた点で、これまでにない新たな一歩を踏み出す会議となりました。改めて運営の機会をいただいたことに感謝申しあげます。