第9回UIC世界高速鉄道会議 東京で開催!

2014年より1年半かけて準備を進めてきた国際鉄道連合(UIC)と東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)共催の「第9回UIC世界高速鉄道会議」が7月7日~10日の4日間、東京国際フォーラムで開催されました。

「Celebrate the past, Design the future」をテーマに、これまでの過去50年、これからの未来50年について、世界中から鉄道分野の政府関係者、事業者など専門家が一堂に集い、活発な議論が行われました。

本会議の特徴の一つは、参加者へのタブレットの無償提供です。タブレット内の専用アプリを使って、プログラム、講演者や展示会の出展社等、会議に関するあらゆる情報が確認できるのです。更に、アプリ内に「Voting(投票)」および「Comments(コメント投稿)」の機能を設け、セッション内で登壇者と聴講者のコミュニケーションが可能となるような手法を採用しました。会場内の客席からはタブレットの液晶の画面が光り、多数の方が活用している様子が分かります。

 今回のような国際会議の場合、国際本部との調整が必要な局面が多々あります。アプリの機能や表示方法に至るまで、綿密な打ち合わせを行いました。こうしたコミュニケーションが会議の企画・運営会社としての重要な要素でもあり、面白みでもあります。
会議以外にも40社・機関からの出展をいただいた展示会、その展示会場を利用してのウェルカムレセプション、グランドプリンスホテル新高輪の大宴会場を使用しての600名規模のガラディナーが開催され、会期中を通し、多くの方で賑わいました。

最終日には、JR東日本エリアを中心に8コースに分かれてテクニカルビジットが行われ、新幹線に乗車する参加者が東京駅に集いました。

第9回UIC世界高速鉄道会議は、世界約40ヶ国より1,200名の会議参加者、3日間合計で2,200名の展示会来場者を迎え、大盛況のうちに閉幕しました。
コングレは、これからも新しい試みを続けながら、国際会議をサポートしてまいります。