先輩社員の声

先輩社員インタビュー一覧

「自分の仕事がダイレクトに
社会貢献につながっている」と
感じられます

森田 莉可

MORITA Rika

コンベンション運営ディレクター

MICE施設&新規事業開発

Q. コングレを選んだ理由は?

“プロフェッショナルな仕事をしたい“という想いから、コングレを選びました。
学生時代は10年間モダンダンスに取り組んでおり、1つのスキルを極める仕事がしたいと思っていました。「会議運営のプロとして働く」という点に魅力を感じてコングレに入社を決めました。

Q. どのような仕事をしてきましたか?

新卒で入社した後、主に国内の医学系学会を扱う部署で仕事をしてきました。
最初は先輩のあとについて基礎をひと通り学びました。次第にメインディレクターを任され、リーダーとしてチームをまとめながら国内の医学系学会を準備・運営するようになりました。

入社から3年が経った頃、念願だった国際案件を担当することになり、気候変動問題に関するコンベンションの準備・運営にもチャレンジしました。
その後は2023年4月に開催された「第31回日本医学会総会」の博覧会を推進し、開催地である丸の内エリア一体を会場に見立てた都心型エリアMICEの実現に挑戦しました。

Q. コロナ禍で仕事に変化はありましたか?

新型コロナウイルスの感染が広がった2020年の春から、私たちの仕事は大きく変わりました。
最初はリアルに人が集まらなくてもよいように、オンライン形式での開催に切り替えました。それから感染状況に合わせて、リアルの会場とオンラインを組み合わせたハイブリッド形式で会議を開催することが増えていきました。どんな形でも、主催者の思い描くゴールを目指して、一つ一つオーダーメイドの提案をしています。コロナ禍を経験して、技術の進歩と共にリアルに人が集まる魅力を再認識しました。これからは、リアルの良さとデジタル技術を掛け合わせて新たな価値を生み出すことが私たちの使命であり、仕事の面白さでもあります。

Q. どういうときに仕事のやりがいを感じますか?

わずか数日のために何年もかけて準備してきたものが形になった瞬間、やりがいを感じます。また、同じクライアントから再びお仕事をいただけた時は、頑張ってよかったと心から思います。

国際会議や日本医学会総会など、コングレでしか経験できないことは、まさにプロフェッショナルの仕事をしていると実感します。コンベンションは開催地への経済波及効果やブランド向上の効果が大きく、地域活性化に貢献する側面があります。そのため、地域の特産品を参加者に記念品として贈ることが多いですが、私はサステナブル素材なども提案し、SDGsの取り組みになるような工夫をしています。「自分の仕事がダイレクトに社会貢献につながっている」と感じることも、大きなやりがいの一つです。

Q. 日本医学会医総会開催へ向けた準備や運営で工夫した点、苦労したことや、印象に残っていることは?

日本医学会総会は一般生活者にとって馴染みがないため、広報活動をどのように行うかが課題でした。そこで、私は丸の内にある複数の建物を会場として使用する点に着目し、街全体を活用する運営を検討しました。屋外空間の活用やスタンプラリーをはじめとする周遊企画など、街とMICEが一体となり共に盛り上げる施策を主催者に提案し、ウェルビーイングの向上を目指している大手町・丸の内・有楽町地区のまちづくりにも合致して、MICEが開催地へ大きな経済波及効果を与えられることを訴えました。医学と関連するキーワード“健康”を軸として、「医学会総会」という堅苦しいイメージを払拭し、誰もが参加しやすい雰囲気づくりに注力しました。
足しげく丸の内へ通い街の取り組みや特性を理解し、主催者への企画提案を行い、街の皆さまにも医学会総会の特性を理解してもらえるようにプレゼンテーションを続けた結果、主催者と街による相互協力体制が構築されました。共に試行錯誤を繰り返した後、これまでにない街全体を使った大規模な開催で都心型エリアMICEの事例をつくりました。

Q. 現在の担当業務を教えてください

現在はMICE施設を担当する部署で、施設の新規開発や主催事業であるスポーツビジネスジャパンの企画・運営、MICEの持つ力を最大限に発揮すべく新規事業の提案に挑戦しています。
入社当初の「会議運営のプロフェッショナルになる」という目標は、今では「MICEのプロフェッショナルになる」という目標に変わりました。これはコンベンションの準備・運営だけでなく、MICE施設の開発や主催事業など、様々な仕事を経験して視野が広がった結果だと感じています。