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経団連観光インターンシップ①東京本社編~講義と社員との交流
採用
2024.09.11

経団連観光インターンシップ①東京本社編~講義と社員との交流

一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)は、「経団連観光インターンシップ」を実施しています。観光立国・観光先進国の実現に向けて「高度観光人材」の輩出を目指して2011年度から行われており、立教大学、東京都立大学、東洋大学が参画し、経団連観光委員会有志企業の協力のもと、講義と就業体験による実践的な教育機会が提供されています。
今年度のインターンシップ受け入れ企業は14社あり、株式会社コングレは各大学から学生を受け入れ、2024年8月20日~27日の間の5日間、現場体験などの実習を行いました。
プログラムは、東京本社でのMICE講義と社員との交流、MICE施設の見学、名古屋国際会議場で開催される「第28回日本看護管理学会学術集会」の運営体験、そしてコンベンションの企画提案のプレゼンです。
これから内容ごとに全4回のレポートを連載します。第1回は、東京本社で初日と2日目に実施したプログラムをご紹介します。

社長懇談会、オフィス見学、社員とのランチ会

インターン生に会社になじんでもらうために、オフィスの見学、社員とのランチ会、そして経団連の観光委員長でもある代表取締役社長 武内紀子との懇談会などを実施しました。

社長との懇談会にて、武内紀子は、経団連観光インターンシップが学生の皆さんにとって意義あるものになるよう願っていること、そして数ある観光産業の企業の中から実習先にコングレを選んでくれたことへの感謝を述べました。

コングレは「未来が生まれる、「場」をつくる。」を掲げ、「MICEをトータルにプロデュースする会社」であることを説明し、「MICEを通していろいろな方々との出会いがあり、世の中の動きを肌で感じる場面や歴史的な瞬間に立ち会うことができ、人生の幅が広がっていく点がこの仕事の醍醐味です」と語りました。

質疑応答では、コングレがMICE施設を通じてまちの一員となり、関係者と一緒にまちづくりや地域活性化に取り組んでいること。様々な国際会議や学術集会、展示会・イベントを企画運営する中で、開催地や関係者にどのようなレガシーを残せるか、SDGsの達成に向けてどのように取り組むかを考えて仕事をしていること。それらによって、コングレの仕事が社会貢献につながっていることを説明しました。

インターン生からは「MICEの仕事を選んだきっかけ」や「ずっとこの仕事を続けてこられた理由」を問う質問もあり、就業体験や職業選択のために有意義なひと時となったのではないかと思います。

東京本社のオフィスは、コロナ過を経て何度かレイアウト変更を行い、社員が働きやすく、コミュニケーションしやすい環境づくりをしています。
インターン生は執務エリアや会議室、コミュニケーションスペースなどを一通り見学し、その間オフィスにいた若手社員と交流する機会を設けました。

また、新卒入社の20代を中心とした社員とのランチ会を実施。社員はそれぞれ、コンベンション、施設運営、展示会・イベントなどの仕事の内容や趣味についてパワーポイントで自己紹介し、それに基づいて食事をしながら懇談しました。

インターン生からはこのときを振り返って、「社内の雰囲気を知ることができてよかった」「社員の皆さんは親しみやすくてコミュニケーションが上手だった」「人と人とのつながりを大切にする会社だと感じた」という声がありました。

MICEの講義、実習の説明、プレゼン課題の提示

東京本社での座学では、MICEの講義のほか、名古屋でのコンベンション運営体験、コンベンションの企画提案のプレゼン課題について説明しました。

MICEとは、企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字のことであり、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称です。

MICEの効果は数多くありますが、特にこの5つが挙げられます。
①地域への経済効果
②ビジネス・イノベーションの機会の創造
③国・都市の競争力向上
④交流人口の平準化
⑤レガシー

講義では、MICEの効果や事例を交えたコングレの取り組みなどを紹介。世間一般にはなかなか知られていないMICEビジネスの実際やそのポテンシャル、そして魅力的な仕事であることを丁寧に説明しました。

実習は、MICEの「C」である「コンベンション」の運営体験です。
コンベンションとは、各国の要人が集まる重要な国際会議、新たな研究成果が発表される学会など、大勢の人が集まる大型の会議のことです。
コングレは、PCO(Professional Congress Organizers)として、主催者の想いを受け、カタチのないところから、国際会議や学術集会を主催者と共につくり上げていきます。

今回の実習先は、名古屋国際会議場で開催される「第28回日本看護管理学会学術集会」の現場です。
そして、最終日には講義と実習を踏まえて、コンベンションの企画提案のプレゼンを行います。
それぞれの担当者からの入念なレクチャーの後、質疑応答も行い、準備万端でインターン生は名古屋へ移動していきました。

レポートは、第2回「MICE施設見学編」に続きます。
第3回は学術集会の運営編、第4回はプレゼン編を予定しています。