Menu
トップページ > ニュース >
2024 IEEE International Conference on Robotics and Automation(ICRA2024)~ロボット工学とオートメーションに関する国際会議が横浜で開催されました
コンベンション
2024.06.28

2024 IEEE International Conference on Robotics and Automation(ICRA2024)~ロボット工学とオートメーションに関する国際会議が横浜で開催されました

2024年5月13日~17日、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で、ロボット工学とオートメーションに関する国際会議「2024 IEEE International Conference on Robotics and Automation (ICRA2024)」(主催:IEEE Robotics and Automation Society)が開催され、株式会社コングレ(東京都中央区、代表取締役社長:武内 紀子)は会議・展示・社交行事などの運営全般を担当しました。
会期中は国内外から7,000名以上の参加者が集い盛況のうちに終了しました。

ICRA2024とは

ICRAは、1984年に米国・アトランタでの第1回以降、毎年開催されるロボット工学とオートメーション分野での最高峰の国際会議であり、日本での開催は神戸市での2009年以来、15年ぶりとなります。

ICRA2024は、日本政府観光局(JNTO)が毎年発表する「国際会議誘致・開催貢献賞(国際会議 誘致の部)」(2021年度)を受賞した会議です。横浜の学生との取り組みや高校生の招待など若手育成にも力を注ぐことを提案するなど、オールジャパンで効果的に横浜をPRしたことが評価されています。

“CONNECT+”をテーマにPlenary /Keynote Talksや特別講演、ワークショップ&チュートリアル、フォーラムに加えて、企業パートナーによる最新のロボット展示や日本文化の体験イベント、中高生向けのロボット展示ツアーなど、参加者と研究分野内外の協力関係を築くためのプログラムが多数実施されました。

「日本・横浜に訪れる世界中の研究者や優秀な学生が、技術と文化の交流を通じて繋がりを強めることで、テクノロジーから力強く発展しつづける社会へ貢献したい」という主催者の想いを実現すべく、コングレはPCO(Professional Congress Organizer)として、本会議の成功をサポートさせていただきました。

連日盛況のセッション

会期中は、パシフィコ横浜全体を会場として、多くのセッションが行われ、ロボットとオートメーションに関する最新の研究成果の発表がありました。
約5,000人収容の国立大ホールでの「Plenary Talks」は連日満席です。「Keynote Talks」や「テクニカルセッション」では、社会課題を解決するための多種多様な最新技術が提案されました。

様々なロボットが大集合した展示場

展示ホールでは、企業の展示や様々なロボット競技、そして日替わりでのロボットのデモンストレーション「ICRA EXPO」が行われ、常に多くの人で賑わい熱気に満ち溢れています。

会場内で一際目立ったのが「動く実物大ガンダム」の頭部と右手の展示です。これは2020年12月19日から2024年3月31日まで横浜港の山下ふ頭に展示されていたもので、本会場では多くの人が集まる記念撮影スポットとなりました。

企業展示では、100を超えるスポンサー企業が集結。少子高齢化による労働人口の減少など社会課題を解決する最新型ロボットの展示、工事現場や災害時等に活躍が期待される四脚ロボットのデモンストレーション、この場で初公開された技術やロボットもあり、世界中から集った出展者と参加者が熱心に商談する場面が多く見られました。

3日間にわたり開催された「ICRA EXPO」は、15か国から81の研究発表とロボットのデモンストレーションがあり、活気に満ちた展示会となりました。

日本文化の魅力を伝える様々な交流

1週間の会期中、参加者が国際会議ならではの経験ができるように、書道や茶室、けん玉など日本文化を体験できる様々な催しを行っています。
ロボット・工学の最先端技術と日本ならではの文化の両方による交流を通じて社会に貢献していく、という会の目指す姿を体現する場面が多く見られました。

セッションの合間のコーヒーブレイクでは、横浜名物のお菓子が提供され、特に海外からの参加者に好評でした。
会場を一歩出れば、そこには横浜港のオーシャンビューが広がっています。海を背景に記念撮影したり、参加者同士のやり取りを楽しんだりする様子があちらこちらで見受けられました。

多くの学生が参加したボランティア・展示ツアー

国際会議では、次世代育成につながる取り組みを実施し有形無形のレガシーを創出することも、重要な開催意義の一つです。

本会議でも、横浜への誘致の際に若手育成に力を注ぐことが提案された通り、中高生向けのロボット展示ツアーやロボット工学を学ぶ学生のボランティアなど、次世代を担う多くの若者が参加しています。今回参加した若者が、次の会議では発表者として出席しているかもしれません。

本会議のテーマである“CONNECT+”の通り、様々な人々が横浜に集い、最先端の知の共有、文化の交流、コラボレーションが実現する場になったことと思います。
当社は意義のある国際会議の運営に携わり無事に終了することができ、関係の皆さまに改めて感謝申しあげます。