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コングレは「第31回日本医学会総会2023東京」の運営を担当しました
コンベンション
2023.07.04

コングレは「第31回日本医学会総会2023東京」の運営を担当しました

2023年4月、日本医学会が4年に一度開催する、日本最大規模の医学会総会である「第31回日本医学会総会 2023東京」(会頭:春日 雅人 朝日生命成人病研究所所長、以下「医総会」)が、東京丸の内・有楽町エリアで行われ、株式会社コングレ(東京都中央区、代表取締役社長:武内 紀子)は、学術集会・学術展示・博覧会の運営を担当しました。
31回目の医総会は、「ビッグデータが拓く未来の医学と医療〜豊かな人生100年時代を求めて」をメインテーマとして、医師をはじめとした医療従事者、研究者、学生が出席するほか、市民の方に向けた展示やイベントなどを行いました。開かれた議論の場として開催された今回の医総会は、オンライン参加を含めて学術集会・学術展示に約4万人、博覧会に約53万人の参加者を得て、盛況のうちに終了しました。

天皇皇后両陛下がご臨席された学術集会の開会式

4月21日(金)、天皇皇后両陛下のご臨席の下、東京国際フォーラムで学術集会の開会式が行われました。来賓として、岸田 文雄 内閣総理大臣などがご列席されました。

開会式での式辞で春日 雅人 会頭は、新型コロナウイルス感染症により、一時は開催が危ぶまれたことを振り返りながら、その間多くの学会が対面での開催が難しくなり、オンラインでの開催となったが、実際に会場に足を運んで直接意見を交換した方が有意義だという声を力に準備を進め、本総会を対面とオンラインのハイブリッド形式として開催できたことを、関係者の皆さまにたいへん感謝している旨を述べられました。
また、革新的技術の医療への実装に当たって、新たに生じる倫理的、法的、社会的問題について社会との合意が求められていることから、より多くの市民が参加できる総会としてプログラムを構成し、総会をきっかけに市民が自己の健康を自ら管理する意識の醸成につながることを期待して、開会の挨拶とされました。

広く市民にも公開された「学術集会」

日本医学会総会の学術集会は、医学・医療の研究者・従事者らが、学術・実践の両面から、医学の重要課題を討議し、医学および関連領域の進歩発展に資するとともに、人類の健康と幸福の増進をはかることを目的としています。今回は、次の5つの柱に基づきプログラムが構成されました。

柱1.ビッグデータがもたらす医学・医療の変革
柱2.革新的医療技術の最前線
柱3.人生100年時代に向けた医学と医療
柱4.持続可能な新しい医療システムと人材育成
柱5.パンデミック・大災害に対抗するイノベーション立国による挑戦

講演では、医療従事者などの専門家に向けたプログラムだけでなく、一般の市民の皆さまも参加できるセッションが多数行われました。
開会式前日に行われた開会記念 特別講演会・市民公開講座では、式典委員長である帝京大学常務理事・副学長 冲永 寛子先生の司会で、基調講演やパネルディスカッション、コンサートが開かれ、会場のホールは多くの参加者で賑わいました。

ほかにも、市民が参加できるプログラムとして、ノーベル生理学・医学賞の受賞者である大隅 良典先生・山中 伸弥先生や、日本科学未来館 館長/IBMフェローの浅川 智恵子氏、宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所教授の津田 雄一先生、新型コロナウイルス感染症対策分科会長の尾身 茂先生など、著名な方々の特別講演が行われました。これらのプログラムは会場だけでなく、オンライン配信も行われ、世間の関心が高いテーマや、幅広い年齢の方々が興味を持たれる内容を多くの方々に学んでいただくことができました。

業界のボーダーを超えたマッチング「学術展示」

学術展示は、日本の医学と医療を大きな視点でとらえ、業界のボーダーを超えたマッチングを実現し、学術展示関連企業、新規参入企業、学術関係者のwin-win-winの成果が得られることをねらいとし、医療従事者向けには、研究課題、医療課題に基づいた展示ゾーンが設定されました。
また、医療従事者が働き方改革にどのように取り組んでいるのかを理解していただくことを目的とした「スマートな働き方企画展示」コーナーは、一般の方も見学できるように開放されました。

街ぐるみで盛り上げた「博覧会」
~丸の内で多くの市民参加イベントを実施

4月15日(土)から4月23日(日)まで、東京丸の内・有楽町エリアで開催された博覧会では、ビジネスイベントを街ぐるみで展開する「都心型エリアMICE」の誘致を目標に掲げている、三菱地所株式会社、大丸有エリアマネジメント協会(リガーレ)、DMO Tokyo/Marunouchiのサポートを受け、丸の内の街全体で医療・健康・ウェルビーイングをテーマとした「街ぐるみイベント」を多数実施しました。

丸ビル・マルキューブに設置されたオープンステージでは、期間中、様々なプログラムが毎日開催され、多くの人で賑わいました。

丸の内仲通りでは、タウンコンサートやラジオ体操、救急車の乗車体験、スタンプラリーが開催されました。
会期中に行われた「大手町・丸の内・有楽町 仲通り綱引き大会」には、「医学会総会チーム」が白衣で出場し、大丸有エリアの企業や団体の出場チームと対戦。決勝大会には、帝京大学医学部のご縁から、大学選手権優勝の帝京大学ラグビー部が登場し、大会の優勝チームとのエキシビジョンマッチが行われ、たくさんのギャラリーで大変盛り上がりました。

博覧会の展示は、東京国際フォーラム、KITTE、丸ビルなど複数の会場で実施。
東京国際フォーラムのホールEには、テーマ展示が設置され、それぞれ医療について体感できる展示が揃いました。

「こどもたちと学ぶ なるほど!医学体験」のコーナーでは、子どもたちが医学について体験しながら楽しく学ぶワークショッププログラムが開催され、プログラミングや手術体験、体験教室、おしごと体験など、子どもたちが楽しそうに学ぶ姿が見られました。

そのほか、会期前から継続的に行われたオンラインでの「市民公開講座」や丸の内の企業のオフィスで医療の専門家を講師に招いた「プレセミナー」、オンラインで参加・閲覧できるオンライン博覧会、SNSによる情報発信など、市民の方に医療・健康情報をお伝えする機会が多く設けられました。

多くの方々に本総会にご来場いただき、まことにありがとうございました。
東京の中心で開催された大規模なコンベンションの運営を無事に終了することができ、ご協力・ご支援いただきました関係者の皆さまに心より感謝申しあげます。

【第31回日本医学会総会2023東京 / 第31回日本医学会総会2023東京 博覧会 開催概要】

■エリア・会場
(東京丸の内・有楽町エリア)
東京国際フォーラム、丸ビル・マルキューブ、丸ビルホール、KITTE アトリウム、行幸地下ギャラリー他

■開催期間
学術集会 2023年4月21日(金)~ 23日(日)
※Web配信を7月31日(月)まで実施中
学術展示 2023年4月20日(木)~ 23日(日)
博覧会 2023年4月15日(土)~ 23日(日)

■公式サイト
第31回日本医学会総会2023東京 :https://isoukai2023.jp/
第31回日本医学会総会2023東京 博覧会 :https://isoukai-expo.jp/index.html

■主催
日本医学会

■後援
日本医師会、日本歯科医師会、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省、総務省、東京都、 NHK、日本病院会、日本看護協会、日本薬剤師会、日本病院薬剤師会、日本診療放射線技師会、国際博覧会推進本部、読売新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社、日本経済新聞社、東京新聞、共同通信社