MICEの経済波及効果

地域への経済効果

MICEは会議開催、宿泊、飲食、観光などの経済・消費活動の裾野が広い上に、滞在期間も比較的長いと言われており、一般的な観光以上に周辺地域への経済効果を生み出すことが期待されます。

 例えば、外国人参加者1人当たりの平均消費額を見てみると、MICEのCに該当するコンベンションのうち「国際会議」では、約54.9万円となっています。
これは一般観光での外国人1人当たりの旅行支出額の約21.3万円と比べて、2.58倍という大きな金額です。

 このようにMICE開催を通じた主催者、参加者、出展者などの消費支出や関連の事業支出は、MICEの開催地域を中心に大きな経済波及効果を生み出します。

経済波及効果(2023年)

国際MICEによる経済波及効果 約8,923億3千万円
新たに生じた雇用創出効果 約8万5,313人分
税収効果 約1,101億7千万円
国際会議の外国人参加者1人当たりの平均消費額
約54万9千円
訪日外国人(一般客)1人当たりの旅行支出額 約21万3千円(※)

①と②の比較で、国際会議の外国人参加者1人当たりの消費額は、訪日外国人一般観光の2.58倍

観光庁「令和6年度 MICE の経済波及効果算出事業 報告書(令和7年6月30日 更新)」を基に作成
※ 訪日外国人(一般客)1人当たりの旅行支出額の出典は、観光庁「【訪日外国人消費動向調査】 2023年暦年 調査結果(確報)の概要」