MICEの経済波及効果

地域への経済効果

MICEは会議開催、宿泊、飲食、観光などの経済・消費活動の裾野が広い上に、滞在期間も比較的長いと言われており、一般的な観光以上に周辺地域への経済効果を生み出すことが期待されます。

 例えば、外国人参加者1人当たりの平均消費額を見てみると、MICEのCに該当するコンベンションのうち「国際会議」では、約112.2万円となっています。
これは一般観光での外国人1人当たりの旅行支出額の約21.3万円と比べて、5.27倍という大きな金額です。

 このようにMICE開催を通じた主催者、参加者、出展者などの消費支出や関連の事業支出は、MICEの開催地域を中心に大きな経済波及効果を生み出します。

経済波及効果(2023年)

国際MICEによる経済波及効果 約8,520億6千万円
新たに生じた雇用創出効果 約8万2,185人分
税収効果 約1,052億6千万円
国際会議の外国人参加者1人当たりの平均消費額
約112万2千円
訪日外国人(一般客)1人当たりの旅行支出額 約21万3千円(※)
※  出典:観光庁「【訪日外国人消費動向調査】 2023年暦年 調査結果(確報)の概要」
※ 観光庁「令和6年度 MICE の経済波及効果算出事業 報告書」を基に作成